洗濯機の縦型とドラム式どちらがいいのかと聞かれても正直迷います。洗濯出来るなら安い縦型でいいやと投げやりになってはいけません。本体価格が安い縦型が本当の意味で安いとはかぎりません。そこで、私なりにコスト重視の視点でのメリット、デメリットを考えました。良ければ参考にしてください。
洗濯機の縦型とドラム式の経済的メリットデメリット
縦型の1番の経済的メリットと言えば、やはり本体価格が安いってことでしょう。これに尽きます。そして、価格10万以下で買えるのが殆どだと思います。
そして、ランニングコストは一回につき約25.5円程です。(価格ドットコムPanasonic NA-FA80H8参考)
では、デメリットと言えば、洗濯後の干したりする作業なのかと私は思います。とにかく冬場は寒いし、洗濯終わるまで待たないといけないという束縛感も嫌です。つまりは、人の手「人件費」がかかるという事です。
次にドラム式の経済的メリットを考えます。やはり縦型にはない乾燥機能でしょう。干す作業が要らないのは魅力的です。人件費がかからないという事です。
では、デメリットは?縦型とは違い価格が高いって事ですね。基本10万は超えます。ランニングコストは一回につき約38円程(乾燥込み)です。(価格ドットコムPanasonic NA-VX900BL参考)
メリットデメリットまとめるとこの様になります。
縦型メリット:安価
縦型デメリット:人件費がかかる
ドラム式メリット:人件費がかからない
ドラム式デメリット:高価
まさに双極状態ですね。
メリット、デメリットを値段に換算してみる
私視点で考えると結局迷ってるところは「お金」です。安月給なのにドラム式なんて高価なもん買えません。でも乾燥機は楽そうでいいなぁ。みたいな。
では、先程のメリットデメリットを値段に換算してみて判断してみましょう。
洗剤は同じ量を使うとしてノーカウントにします。
算出期間は洗濯機の耐用年数7年で計算します。
そして、トータルコストで判断します。
まず製品買った当初から比較します。(価格ドットコム参考)
縦型NA-FA80H8 約70000円
ドラム式NA-VX900BL 約280000円
トータルコスト
縦型 70000円
ドラム式 280000円
次に一回使用した時
縦型 ランニングコスト25.5円+人件費15分241円=266.5円
(人件費は干す、取込む時間を15分として大阪の最低賃金より算出)
ドラム式 ランニングコスト38円
トータルコスト
縦型 70266.5円
ドラム式 280038円
次は1ヶ月後(30日計算)
縦型 ランニングコスト266.5×30日=7995円
ドラム式 ランニングコスト38×30日=1140円
トータルコスト
縦型 77995円
ドラム式 281140円
1年後
縦型 ランニングコスト7995×12ヶ月=95940円
ドラム式 ランニングコスト1140×12ヶ月=13680円
トータルコスト
縦型 165940円
ドラム式 293680円
2年後
縦型 ランニングコスト95940×2年=191880円
ドラム式 ランニングコスト13680×2年=27360円
トータルコスト
縦型 261880円
ドラム式 307360円
3年後
縦型 ランニングコスト95940×3年=287820円
ドラム式 ランニングコスト13680×3年=41040円
トータルコスト
縦型 357820円
ドラム式 321040円
遂にドラム式に逆転されました。
では7年後はどうなっているでしょう?
縦型 ランニングコスト95940×7年=671580円
ドラム式 ランニングコスト13680×7年=95760円
トータルコスト
縦型 741580円
ドラム式 375760円
差額365820円
圧倒的にドラム式が安いです。コストがやく半分で済みます。人件費って恐ろしいですね。
洗濯は一生することを考えるとドラム式の方がコストパフォーマンスが良さそうです。
ドラム式洗濯機の運用方法
先程の計算で、圧倒的にドラム式のコストパフォーマンスが良い事はわかりました。洗濯は一生必要としてもいずれ洗濯機の買い替えは訪れます。それはいったいいつが良いのかも計算してみましょう。(洗濯機は消耗品扱いとして考えた場合)
縦型とドラム式のコスト差額を買い替え積立金とします。いつ頃に同機種程度のお金が貯まるかを計算します。
まず、積立金はいくらになるのでしょうか?
年ベースで計算します。
縦型ランニングコスト95940-ドラム式ランニングコスト13680=積立金82260円
次に、機種代金の元が取れるのはいつ頃か計算
機種代金280000÷積立金82260=3.4038年
約3年半かかるようです。
では、買い替え用の積立金が貯まるのはいつ頃なのか?
同じ値段の機種を買うなら2倍するだけなので
3.4×2=6.8年
約7年という事になります。
ほぼ耐用年数と同時期になります。
まとめ
特に洗濯性能にこだわらないなら圧倒的にコスパがいいドラム式がおすすめ。
縦型とのランニングコスト差額が年間8万円程あるので、それを考慮に入れて買い替えタイミングを計ると損はしないかもしれません。
先程のシミュレーションでは買い替えはほぼ耐用年数と同時期だったので、もう少し本体価格が低いものを狙えば耐用年数限界まで使い倒さなくても良いので安心感が増す様に思えます。
だからといって縦型がダメだとは言いません。洗浄力はダントツで縦型です。あくまで洗濯性能にこだわらなければって事です。
以上、参考になれば幸いです。
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